摂食障害になる前の事を少し、その後、摂食障害になってからの自分の事を書いていきます。
正直に言いますと、この作業はしんどいです。
そして、長く、暗い記事になりますので苦手な方は飛ばしてください。
過去を振り返るのは、このブログには必要だと思いますので、頑張って書いてみます。
写真はダイエットを始めた頃、51kgくらいだったと思います。
太い足が、とても嫌で足だけでもいいから痩せたいと思っていた記憶があります。
幼稚園の時には、すでに問題行動がありました。
実家は家族経営の自営業でしたので、両親はいつも忙しく、仕事の愚痴や経営に関しての話が多く、緊張感が高かったです。
子供の私の意見は無視されていました。
勝手に幼稚園に入れられ、いじめられているから、行きたくないと泣いて、暴れても、無理やり幼稚園に連れて行かれました。
本当に幼稚園が嫌いでした。
実際に意地悪する子もいたし、とにかく馴染めませんでした。
私の意見は聞き入れてもらえない。
泣いても、暴れてもダメならどうしたらいいか?
4歳児が出した答えは、「具合が悪くなればいい」でした。
お腹が痛い、頭が痛い、それでダメならわざと傷を作る、吐くなどを繰り返しました。
小学生になると、学校も楽しくなり、明るい性格にもなります。この頃、突然、集団無視されます。
よくある、集団グループからハブられる。と言うやつですね。
体型は普通です。
とても生意気で嫌な子供だったと思います。
中学生になると、部活を始めお腹も空くので、食べる量も増え徐々に体重が増えていきました。
人生のMAX体重、53kgに到達です。
食べるの大好き、美味しい物も大好き、夜食も食べちゃう。
食行動は普通でしたね。
友達もたくさんいて、いつも笑っていた気がします。
足が太いので体育の授業は苦痛でしたが。
勉強は好きでした。
親に勉強しなさいと言われた事がないほど、机に向かっていました。
読書も大好きで、難しい本も理解はできないけれど、読んで大人になった気分に浸っていました。
高校受験の時は1日に8時間くらい、勉強してたかな。
志望校は家から一番近い、進学高でした。
努力の甲斐もあり、無事に志望校に入学できました。
そこで、初めて本気でダイエットしようと思うのです。
当時はコギャル時代で、短いスカートにルーズソックスが高校生の定番。
太い足が、気になりどうにか痩せたいと思い始めます。
まずは夜の炭水化物を抜きましたが、結局、おかずをたくさん食べてしまい失敗。
次はお弁当抜きに挑戦します。
お昼は、ウエハース一枚。
お腹は空きましたが、カロリー0の炭酸飲料で誤魔化していました。
ある日、風邪をひき高熱で2~3日、寝込みます。
多分、ビタミン不足だと思います。
そして、久しぶりに測った体重は50kgになっていました。
3kgも減ってる!!!
すごい快感でした。
これがきっかけとなり、ダイエットはエスカレートしていきます。
朝は納豆とご飯を少し。
昼はウエハース一枚。
夜は、野菜と海藻、こんにゃく。
運動も始めます。
毎日、サウナスーツを着て、両手に2kgずつのダンベルを持って2時間のウォーキング。
半身浴、1時間。
当然、面白いくらい痩せます。
48kgで生理は止まりました。
なんと、生理が止まって嬉しかったのです。
努力の結果が出たと思い込んでいました。
実は、高校生になり、いくら勉強しても追いつけない人がいました。
友達にすごく可愛くて明るくて、人気者の女の子がいました。
その娘と友達になれて、私も嬉しかった。
勉強でも成果が出ない、可愛くもなれない自分が、唯一頑張れたのがダイエットでした。
自分の価値を体重で考えるようになっていきます。
どんどん食べられなくなり、体重は40kgを切りました。
さすがに、自分でも痩せすぎたと思っているのですが、食べるのが怖い、食べると太るという恐怖に支配されていました。
その頃、母がようやく私の異変に気付き、お弁当を再開し、食べるように、うるさく言うようになりました。
身体は完全な飢餓ですので、食べたい衝動はありますが、怖くて食べられないのです。
本当に申し訳ないですが、母が作ってくれたお弁当は、ごめんなさいと泣きながら、捨てていました。
この頃は、フリスク一粒も怖かったです。
ウォーキングも止めるように、言われましたが、運動しないと太る気がして止められても強引に歩いていました。
夜も眠れなくなり、階段を上るのが辛かった。
学校の授業も集中できなくなり、美術の授業で絵が描けなくなりました。
この頃、自分はおかしいと気づいていました。
水分を取ることも怖くなり、水も制限しました。
1グラムでも軽くなりたいと思い、髪の毛を抜き始めます。
おかしいと気付きながらも、止められない、身体も心も完全に崩壊し、拒食症だと思いました。
本屋で拒食症の本を買い、何度も読みました。
今の自分は病気だと、確信し、母に助けを求めます。
買った本を渡し、読んでほしい、自分は病気になってしまった、病院に連れて行って欲しいと。
でも、母は
「何を馬鹿なことを言っているの?ただのダイエットでしょう。とにかく食べなさい。こんな本を読むからいけないのよ。」
と言ったのです。
叔父は母に
「病気じゃないよ。山でも登らせれば、腹が減って食べるだろう。」
と言われたらしく、長野の山に登らされます。
地獄のような旅行の始まりです。
私と摂食障害 2 に続きます。