止められない代償行為
摂食障害になると、痩せるためには手段を選ばなくなります。自分の価値は、体重だけ。体重が減るのは、努力の証で頑張ってる成果だと思っていた。
食べられなくなるのも、休めなくなるのも、とにかく体重が増えることが怖いから。
怖いと言うより、恐怖だった。
体重はダイエットを始めた頃は、面白いように減ったが、徐々に減らなくなる。身体の防御反応で、基礎代謝を低くして、省エネモードになるからです。
ほとんど食べずに、水分も取らず、運動をしても減らない。
私の場合は、40kgから減らなくなった。
でも、心は痩せたい、もはや痩せなければならないと言う、強迫観念に取り憑かれ、空腹も疲れも分からなくなっていた。
これ以上痩せるためには、どうしたらいい?
先ずは、過剰な運動と過活動だった。授業中でも、机の下で足を動かしたり、お腹に力を入れていた。何か理由をつけては、階段の上り下り。通学は自転車。帰宅すると、サウナスーツを着て、手には2kgのダンベルを持ち、2時間以上はウォーキング。
雨の日はバスで登校していたが、バスでは席が空いていても、立っていた。バスの運転手さんに、「危険ですので座ってください」とアナウンスされても、立っていた。
お風呂の中でも運動し、ダイエット本を読みながら、半身浴を1時間以上。寝る前のストレッチ。筋トレ。だんだん、それらはエスカレートし、家族からは怒られ、友人も私の異常さに気がつき始める。
40kgを切った頃。
次に手を出したのは、ダイエットサプリだった。お小遣いや、バイト代はダイエットサプリに消えた。用量なんて、守る訳がない。複数の種類のダイエットサプリを、食事の代わりに飲む。食べてないのだから、効果はないのに、止められなかった。高額のサプリも、お年玉などを使い、何の躊躇いもなく購入した。そういえば、痩せるお茶も飲んでいたなぁ。
そして、自己誘発嘔吐。こちらにも書いたが、私は幼稚園児の時から、吐いていた。
良くないことだが、私にとって吐くことは、難しくなかった。人によっては、喉の奥に手を入れたり、チューブを使う。身体のダメージも心のダメージも大きい。自己誘発嘔吐は、健康的な考えとは、かけ離れている。摂食障害以外の人は、食べたものを吐いてまで、痩せようとは、思わない。
吐くことが難しくないと言っても、楽な訳ではない。苦しいし、泣きながら吐いていた。汚くて申し訳ないが、食べ物が、気管や鼻に入り、むせて辛くても、痩せたかった。食べ物が、喉に詰まることも、時々あった。窒息寸前。吐血しても、止められない。
最後は、下剤と利尿剤。
下剤は薬局に行けば、手に入るし、大人になってからは、海外のサイトから購入したこともある。ダイエットサプリ同様、用量は守らないので、息が止まるほど、お腹が痛くなる。この頃は、正常な考えは出来なかったので、お腹の痛みは、痩せている証拠で、頑張っている成果だとも思えた。(今、考えると恐ろしい…。)
代償行為ではないが、体重を減らすために、髪を抜いたりもした。
そして今、私は嘔吐以外は止められています。
長くなったので、どうやって止めたのか、次の記事に書きます。
今朝の体型写真。
見たくない方は、お戻りを。
初めて横から、撮ってみた。
下腹が出ているのか、ショートパンツが大きのか?腕はヤバイと思う。←腕だけか?って突っ込まれそうですが。
体重は、38kgでした。8月の目標、達成出来るかのか(;゜0゜)?