体重が増えた時 ①
摂食障害の私が一番、恐れている体重増加がやってきました。体重は、ただの数字で、自分の価値を測る物ではないと、分かっていても、100gでも500gでも増えていると、パニックになり、体重が増えた原因を考えていました。
学生時代は、体重が増えてると、誰にも会いたくなくなり、欠席して、人に会うのを避けていました。社会人になっても、低体重を維持するために、立ち仕事を選び、過活動で動き回っていた。
体重が増えるのが怖いのは、低体重を維持していたいのも、病気でいたかったから。
寂しくて、孤独で、誰かに気がついて欲しくて、心配して欲しくて、摂食障害は私のアイデンティティーだった。
体重が増えると、食べられなくなり、その繰り返しで、水さえ摂取できなくなった。
数字に囚われて、身体の感覚や感情は無視する。
体重が自分の全てになっていく。
回復しようと、何度も何度も体重を増やしては、怖くなり、また減らした。それは、体重が増えたと時の身体の感覚や、感情を受け入れていなかったからだと思う。
ブログを書き始め、自分の問題と向き合うようになり、感情の蓋を少しず開けるようになり、体重の数字に、囚われなくなってきた。
体重が増えた時と、減った時の身体の感覚や、感情を覚えておくのも大切です。
体重が減った時、心では「嬉しい!」と思っても、低体重なら、身体は辛いはず。冷えが深刻になり、疲れやすく、怠い、やる気が出ないなど、体調は悪くなります。
身体の感覚と、感情を無視し続けると、体重減少に拍車がかかり、もっともっと痩せたくなる。痩せれば痩せるほど、どうしていいか分からなくなり、体重に固執して、過活動や代償行為も止められなくなる悪循環にハマります。
低体重の体脂肪率。
「嬉しい!」と「ヤバイ」が、混合していても、脳の栄養不足で正常な判断が出来ず、「嬉しい!」が「ヤバイ」を上回り、もっと減らしたくなる。
体重も同じです。
私が体重が増えた時の過ごし方を、書きますね。参考になるか分からないけど。
①体重が増えて、嫌だと思っても食べることを止めずに、1日過ごしてみる。
朝一番で、体重を測り、増えていても、朝食を食べて仕事に行きます。自分の中では、「太った」「嫌だ」「何で、増えたの?」と思っていますが、職場に着くと、誰も私の体重なんて気にしていないことに気がつきます。みんな自分のことで精一杯で、他人の体重に関心がある人は、稀ですよね。
たとえ、「太った?」と言われても、言った本人は挨拶程度にしか、考えていないはず。
挨拶代わりに「太った?」などと言う人は、デリカシーがない人だと思うし、その人は自分の人生に関係ないと思うようにしています。もし、大切な家族や、恋人、友人に言われたら、
「どうしてそんなことを言うの?太ったと言われるのは、傷つくよ。マジで落ち込むから、そんなこと言わないで。」
と自分の感情を言ってもいい。
「あなたこそ、太ったんじゃない?」
と攻撃してもいい。
「それは、言わないでよ💢💢💢!!!👊👊👊」
と、キレてもいい。
自分の感情を、言葉で伝える。痩せていることで、表現しなくても大丈夫。
体重が増えると、楽に動けることに気が付き、笑うことも、怒ることも出来る。
冷えも改善されて、動くと汗をかくようになりました。体重と食べ物以外に、関心が出て、音楽をきいたり、読書をしたり、集中して仕事が出来る。
体重が増えるのは、抵抗があるけれど、低体重でフラフラの時よりも、楽しく生きています。気持ちも前向きになり、回復する意欲も湧きます。
それを続けていくと、体重の数字が自分の全てではないことに、気がつき始めます。
長くなってしまったので、体重が増えた時 ②に続きます。