*主治医との会話*


主治医とは、17~18年程、診てもらっています。私がどん底の時も、一人の人間として私の意見を、尊重してくれる、数少ない、摂食障害の専門家です。

ここ最近の、気持ちの波を話してきました。

ここからは、医師との会話になります。

 

私  「元気だです。でも、過食嘔吐が減らなくて、落ち込んでいます。気持ちは、かなり吹っ切れて、何でも食べてます。お米も、揚げ物も、ケーキとかも。」
主治医「それは、すごいね。いいことだよ。」
私  「朝と昼は、何でも食べられるんです。ただ、夜になると過食嘔吐が止まらなくて。」

主治医「過食嘔吐と食事を分けて、食べられてるのはいいね。味わってる?」

私  「おいしく食べてますよ。お昼は、天ぷら蕎麦を食べてきました。」
主治医「おお、すごい、すごい。」

私  「この20年間で、初めて太るより、病気でいる方が怖くなったんです。」

主治医「何か、きっかけがあったの?」
私  「もお、時間を無駄にしたくないと思って。過食嘔吐でお金も時間も、無駄にしてきたから。」

主治医「まぁ、そうだけど、治りたいと思っても、すぐに止まる訳ではないよ。過食嘔吐してしまうという事は、何か無理している部分が、あるのでは?」

私  「うーん、そうですね。週5でバイトして、家事してブログ書いて、過食嘔吐してるから、正直、大変です。」
主治医「それは、無理してるよ。バイトももっと、楽しくやって、時間も減らしてもいいのに。」
私  「バイトは楽しくやってるんですが、今度リーダーが辞めるので、自分が何とか頑張らなくてと思っている、部分はあります。」

主治医「バイトはバイトと割り切って、頑張りすぎないようにね。君は人に良く思われたいとか、いい子でいたい部分があるから、無理してるんだよ。」

私  「そうですね。良く思われたくて無理しちゃいます。」
主治医「心が治りたいと思っても、身体がついて行ってないね。焦っているのでは?」
私  「焦っていますよ。20年もやっているんですから。」

主治医「そこだよ。20年もやっていて、急に治るわけないじゃない。ゆっくり回復して行くんだよ。心がそこまで回復しているときは、みんなが通る道です。過食嘔吐はとりあえず、置いておいては?」

私  「でも、お金も時間も膨大にかかって、バイト代が過食代に消えて、何の為に働いているのか、虚しくなります。」

主治医「過食嘔吐をダメなものと思わない方がいいよ。過食嘔吐に支えられてる、部分もあるでしょう?過食嘔吐があるから、何とかやっていけるみたいな。」

私  「確かに、過食嘔吐に助けられてる部分はあります。でも、症状も治したいんです。」
主治医「今、過食嘔吐はしてるけど、他に興味ある事ないの?」
私  「ありますよ。いろいろな事に興味が湧いて、音楽を聞いたり、メイクの勉強したり。愛犬とも遊んでます。」
主治医「それだよ!できない事に目を向けるのではなく、今、出来ている事に目を向けなきゃ。」
私  「そうですよね、楽しい事もたくさんあります。」
主治医「焦らない事だね。お薬、どうします?」 
私  「実は先月から、飲んでないんです。初めは不安定でしたけど、食べれるので、薬に頼らなくても大丈夫です。」
主治医「無理に断薬しないようにね。薬を飲む事は、悪い訳じゃないんだし。」
私  「話、変わりますけど、最近、動悸がするんです。今日とか辛いかも。原因て何ですか?」

主治医「きっと、君は回復してるから大丈夫と思っているけど、身体がついて行ってないからだと思うよ。動きすぎてない?」

私  「過活動も、下剤もダイエットサプリも全部、止めたと思っていました。確かに、仕事は立ち仕事だし、家事とか、過食の買い物とかで動きすぎかも。」
主治医「どんな時に、動悸がするか、メモしておくといいよ。次は10月でいいかな?」

 

 

自分が焦り過ぎている事。出来ない事より、出来ている事に目を向ける事。

人に良く思われるために、無理しない事。

主治医は、何でもお見通しなのです。話せて、とても楽になりました。
薬を減らしたので、今回の薬代が590円で、びっくり!!!
多い時は、1万円以上かかっていたのに。
これも、回復の証だと自信を持ちます。辛くなったら、薬の調節はいつでも相談してと言われたので、様子を見ます。
頼れる、医師に出会えて、何度、助けられているのだろう。でも、主治医との出会いは、私が行動したから。
今のように、情報が溢れていなかった、18年前。
摂食障害の本を読み漁り、親にも誰にも相談せず、一人で実家から2時間かけて会いに行きました。

人生を変える出来事は、待っているだけではなく、行動が大切だと今でも思っています。

 

この記事へのコメント

  1. mascaraさん、こんばんは。どちらのブログにも、コメントさせていただいてます。
    とても、mascaraさんの事を理解して下さっている主治医の先生で、安心しました。
    あ!何だか私、おせっかいなおばさん化してませんか?笑 mascaraさんは、周りの人の顔色や空気をいち早く察知できる心優しい方なんですね。でも、頑張りすぎはかえって、完治を遅らせてしまう事になりかねませんから、ゆっくりゆるりと、前向きに頑張っていけたら、良いんではないかな…と思います。
    何だか上から目線でしょうか…、そんなつもりはないのですが。私はmascaraさんの、応援団です。mascaraさんが、頑張っていらっしゃるから、私も頑張らなきゃ!って思います。mascaraさんの明日も良い1日で、あります様に…。

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