*客観的に考える①*


少し体重が増えると、ものすごく太った気持ちになります。500gでも1kgでも。現実的には太っていないのに、自分が太っていると思い込んで、その気持ちが離れない。

太るのが怖くて、食べられなくなる。

私も何度も何度も、その繰り返しで、なかなか食べる量も体重も増やせませんでした。

自分だけの世界にいるから、太ったと思い込んでしまう。

回復するためには、客観的に考える必要があります。

1つ目にやってみたのは、「家族や友達に聞いてみる」です。

3~5人に聞けば大体の事は分かります。

「私って、痩せてる?太ってる?」

家族にはただ、それだけ聞いてみました。

答えは、

「太っていないよ。痩せ過ぎだよ。」「何バカなことを言ってるの?痩せているでしょう?」

でした。

友達には、会話の中に体型の事を入れて話してみた。

友達も、

「もっと太った方がいいのに。」「細いよ〜。」「ちゃんと食べてる?」

などと言っていました。

病気でいたかった時期は、そう言われるのが嬉しかったのですが、家族も友達も、決していい意味で言っている言葉ではないのです。むしろ、マイナス要素で言っていたのです。

以前は、受け入れられなかった言葉も今は、素直に受け入れられるようになってきた。

摂食障害だから、痩せ過ぎていて当たり前とか、食や体型への異常な拘りがあるのも当たり前、と言う感覚がなくなりました。

それは、摂食障害で生きていくのは嫌だから。

主治医にも聞いてみました。主治医は、

「今のままだと、身体の危険は多いよね。骨粗鬆症とか、筋力の低下とか。」

と言っていました。今の体重や体型は良くないという事です。

 

2つ目は、「自分の写真を見る」です。

体型写真以外の、普段の姿を写真にして見るのもいいかもしれない。

    

自分の中のボディイメージと、実際の姿が、かけ離れた物だと気がつきます。ふと、鏡に写る自分が老婆のようだと、怖くなる時もある。

今より3kgくらい体重が少ないです。二の腕が気持ち悪い。

それでも、太るのが怖いのですが、このままでいるのはもっと怖い。

他人にどう思われるか気にし過ぎているのに、体型や体重に関しては、悪く思われても気にしないって・・・。

摂食障害は特別な自分でいるために、必要でしたが、摂食障害でいて特別になる事は出来なかった

長い間、摂食障害でいますが、「摂食障害だから心配してもらうとか、気にかけてもらう」必要はない事に気が付き始めました。

客観的に考える②に続きます。

 

 

 

この記事へのコメント

  1. masukaraさん、こんにちは。こちらにも、コメントさせていただいています。
    masukaraさんのブログを初めて読んだ時から、私と何だかすごく近く感じて、最初からブログを読ませていただきました。今では、masukaraさんの、ブログの更新待ちをしています。笑 masukaraさんと一緒に…と思いながら、日々葛藤、一進一退、いや…十退?な、毎日を過ごしています。masukaraさんに、感謝の気持ちで一杯です。今後もよろしくお願い致します。あ、masukaraさんと、私が近く…だなんて私が勝手に感じた事なので、気分を害してしまったら、ごめんなさい。

    1. コメントありがとうございます。私も一人で辛いのではないと、ぐらちゃんさんに励まされています。
      共感していただき、近くに感じると言っていただいて、恐縮です。
      摂食障害に陥る人には、いくつか共通点があると思っています。日々、葛藤ですよね。休み無しですもん。
      食べないと生きていけないし、体重との関わり方も難しいところです。
      無理のない程度に、更新していきますので、これからもよろしくお願いします。

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